写メ日記

長瀬 城
長瀬 城 (31)
2019年5月
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優しい嘘。
優しい嘘。
長瀬 城

「とっても気持ちよかった。ありがとう。」

その言葉は満更でもなく、

今日も鼻高々、肩で風を切り帰路につく。

 

しかし、それで良いんやろうか。

 

先日、美容院に行った際の出来事。

 

いつもお願いしているお兄さんは、

的確に僕の要望を汲み取ってくれ、いつも最高の施術だ。

 

しかしその日は少しバタバタしている様子。

会話もそこそこに、いつもより早めにカットは終了した。

自分的には、もう少し短く切って欲しかった。

 

関西人で、思っていることはそのまま言えるタイプの僕が、

その時は言えなかった。

 

それを伝えることで、相手を悲しませることをしたくなかった。

さらに注文をつけるということは、相手の施術に満足していないということを示すことになる。

 

また、忙しそうな彼の時間をこれ以上とりたくない、

という気持ちもあった。

 

「いい感じです。ありがとうございます。」

と僕は言い残し、代金を支払った。

 

もしかすると、僕が施術させて頂いたお客様の中にも、

同じような気遣いをして下さっている方がいるのかもしれない、

と、ふと思った。

 

気遣いの言葉を真に受け、

調子に乗り意気揚々と、やり遂げた気になっているのかもしれない。

 

目の前のお客様は何を求めているのか。

 

もっともっと、お客様のご要望をとらえられるように、

本当の気持ちを汲み取れるように。

 

自己満足ではいけない。

 

 

堅苦しくない、

関西風エロツイートもご好評いただいています。

こちらから。